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戦略的な研究開発計画
 

GEOSS10年実施計画は、調整された包括的で持続的な地球観測による情報によって、 公共的利益における意思決定がなされるという、科学的、政治的合意によって策定された。このモーメンタムを高いレベルで維持しつつ計画を実行することが必要で、地球観測データの統融合によって科学的理解を深化させつつ、健全な意思決定に必要な情報を早い段階から提供して、公共的利益分野における成果のビジビリティを示していくことが肝要である。そのためにはこれまでの研究蓄積の上に、研究資源を効果的に投入してサクセスストーリーを示し、国内外の賛同を得つつ、データシステム機能をインクリメンタルに向上させ、対象とする公共的利益分野を広げていく戦略が望ましい。

そこで、 2006~2010の前半5年を「プロトタイプの開発、提案、改良」、2011~2015の後半5年を「定常化と拡張」という2つのフェイズを設定し、前期5年において、

  1. 統融合コアシステムの先導的開発
  2. オントロジーレジストリシステムの開発
  3. 統融合情報の高度適用技術の開発

を並行して推進し、後期5年においてはそれぞれの分野で関連機関との協力による定常化サービスを開発するとともに、それぞれの分野における高度化、拡張を目指す。


 
   
© EDITORIA, The University of Tokyo